Makuake

2019年大晦日、晴天、少し早く起きて星野源を聴くことから始めました。

バイトを納め、電車に乗り、いまは家族の待つ家へと向かっています。また星野源を聴きながら。

 

今年が終わると言うだけで、いつもよりも歌詞に耳を澄まし、それらがすんなりと頭に入ってくるのは何故でしょうか。わからないけれど、大晦日はいつもより少しだけ素直になれます。

 

上京してから2年が経とうとしています。

1年目には全てが新しくて怖かったものが、2年目は自ら見つけたドキドキがありすぎて、緊張したまま色々に立ち向かった1年でした。未だに渋谷の駅名を見たら東京に来たとドキドキするし、スニーカーで歩ける冬に戸惑います。

 

新しい人に出会って、頭の中にその人のスペースを開ける途中で、自分でも無意識に考えや好みが変わっていきました。

今までの私が簡単に作っていたものが作れなくなったり、書けなくなったり、撮れなくなったりしました。

 

きっと、誰かと一緒にいる意味は、私にしか考えられないもの 作れないものに対してではなくて、だれかと共有することで生まれるものだと思います。

いまは、私1人では作ることのできなかったものを作れるのだと、だんだん気づいてゆく。

きっと、全てにおいて。

 

2020年って、キリが良くてドキドキします。ドキドキしすぎて2019のままでいいやと思うくらい。

 

あ、いま、week endが流れてきました。喉の奥の方からドキドキ。

電車に乗る人の多さに、これから出会う人々の多さにドキドキ。

あぁ、今日のご飯がきっと美味しく温かいのだと思うと、またドキドキ。

 

2020年、 一つ一つのときめきに素直に、丁寧に、時間をかけて迎えようと思います。

 

2019.12.31 幕開け