指折り数えて

クリスマスも終わり、いよいよ年末ですね。いかがお過ごしでしょうか。けいです。

年越しの準備。

 

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家でツリーがわりに飾っていた針葉樹の枝を乾かして、正月飾りに少し加えて完成。正月飾りは2つ買ったので片方は実家へ持って行きます。

去年までの3年間は受験生で時間に追われていたので、こんなに穏やかな年越し前は初めてです。

 

年越しって不思議ですよね。私は毎年初日の出を見にいくのですが、日本は長さがあるので、日の出時刻がまるで桜前線のように宗谷岬から沖縄まで少しづつずれています。日本が決めた時刻の通りみんなで一緒に年を越すのに、初日の出を浴びるのは順番があって、視界を世界に広げたら年越しも同じようにグラデーションがあって、そこまで考えると、時間ってなんだろう…とか、時差ってなんだろう…とか、いろんなことを考えてしまいます。

時間とか、死とか、何が良くて何が悪いとか、人間が決めた曖昧な決まりに囲まれて争ったり協力したり、それでもきっと世界中が残りの時間を指折り数えてみんなでヨッコラセッと年越しをすると思うと、漠然とですが、なんかかわいいなぁとか思ってしまうのです( 笑 )

 

さてさて、今私は日暮里から成田空港へと向かう電車の中です。周りが大きいスーツケースを滑らす中、私は少し大きめのリュックひとつをパンパンにしています。

札幌は寒そうだなぁ。持っていくボトムスをスカート二枚とパンツ一枚にしたのに、タイツを忘れたことに今気づきました。なんなら今も素足にスカートです。母に怒られそう。着いてからタイツを買おう。遅いかな。

三連休

金曜から3連休です。

けいです。

今年は振替休日の影響で24日月曜日がお休み、土日月の3連休ですね。

私は24日と25日フルでバイトですが、金土日は休みをいただきました。3連休です。

美容室に行ったりikeaに行ったり友達を呼んでパーティしたり、今日もこれから友人2人に会って我が家でお泊まりです。

 

人に好かれているかって目では見えないし、はっきりと分かることではないけど、人と関わる時に一番気になるのが「好まれているか、そうでないか」だと思います。いや、見えないから気になってしまうのかもしれません。

私は少し自信が足りない方なので、「きっと好かれてはいないんだろうな」と決めつけて、話しかけないことが多いです。笑いかけてくれた子と当たり障りない話をして、にこやかに、嫌われないように……

でも、考えもしなかった人から好かれていたり、当たり障りない話で終わらせていたのに、なぜか飲みに行ってなぜか夜中まで話していたり。自分の、自分でも好きでない部分を、笑いながら怒りながらも愛してくれる人がいるんだと知りました。

好まれているかいないかを気にして考える前に、「この人をずっと愛したい、何年後でも久しぶりでも笑って話したい」と思える仲間や友達ができました。

 

大学に入る前、ちょうど受験期の頃、「大学は勉強するだけじゃなくて、人と出会うために行くんだよ。偏差値や実績だけじゃなくて、どういう人と出会いたいかも考えてどの大学に行くか決めなさい。」と言われたことがあります。

1年経って、私の選択は間違いではなかったと自信を持って大きな声で言えます。この大学に来てよかった。このバイト先のこの店舗でよかった。連休を埋めてくれるのがこの方々でよかった。

不安で泣きそうで、それでも飛び込んだあの20歳の自分の決断は正しかった。

そう思える1年でした。

 


朝8時半、母からのラインで起きました。

誕生日おめでとう、けいは朝生まれだからもう生まれてるよ。と。

バタバタと21年目が始まりました。

身支度をして、洗っておいた皿を片付けて、CDを取り込んで、電車に乗って、渋谷に向かっています。友達からのラインやら動画やら画像やら、幸せなメッセージを読み返しながら。これを書きながら。

 


20年間のどこかのタイミングで私と知り合ってくれてありがとうございます。

21年目もぜひよろしくお願いします。

 


あぁ、もう着きます。

the sail canvas

 

頭の中を整理して物事にまっすぐ向き合いたい時、”文章にまとめる”という行程が私にとっては必要不可欠でした。頭の中で絡まっているいろんな要素をほどいて、分けて、ゆっくり消化するようなイメージかな。その結果落ち着いた考えを溜めていく場所として、数年前からインスタグラムを続けています。今も見てくださっている方、いらっしゃるかもしれませんが(笑)

続けるうちに読んでくださる方が増えて、高校生の頃の私にはそれが負担で、一度アカウントを消したことがあります。それでもやっぱり文章を書くのは好きで、だれかに読んでほしいという気持ちもあったので、再開設したのがちょうど高校卒業後です。

その時、心に決めたのが、「このアカウントは絶対に自分のために使おう」ということでした。質問に答えるためのアカウントじゃない。勉強法を紹介するアカウントでもない。私の、私による、私のための場所にしようと。

もうそれから三年近くが経ちました。

再開設の頃と考え方が変わったのに気づいたのは、二年間の浪人が終わった頃でした。「けいちゃんの考え方を知って少し楽になった」というコメントを何度か受け取ったことがきっかけです。

私がスッキリするために考えを整理して、文章にまとめて、溜めるための場所なのに、偶然来てくださった方が読んでくれて、あぁこんな考え方もあるのか、ならこうでもいいよなぁとか、詰まっていた息を緩めて、ため息をつけるような場所になっていることが、自分にとっては意外で、また嬉しくもありました。

私は頑固なのでとても気持ちがわかるのですが、「普通はこうだ」という常識というか、自分ルールというか、決め事というか… それらにとらわれて「こうだ」と決めてしまうと、変えるのが難しくて、それに従うのはとても楽なはずなのに息が詰まってしまうことはたくさんあります。

毎日学校に行くのが普通だから。白が好きだからインテリアは白に統一しなきゃ。痩せるためにサラダしか食べちゃダメだ。とか。

自分も、自分で決めたことにとらわれて辛かったことがあるし、逆にとらわれておいてよかったなと思うこともあります。

違う考えを知ることで、「こう考えてる人もいるし、こうでもいっか。」と思えたら、それを試してみて試行錯誤できたら、自分がそのきっかけになれたら…こんなに嬉しいことはないと思いました。

インスタグラムを続けられたのは潜在的にそういう意識があったのかもしれません。自分みたいにとらわれがちな人の助けになることができればと。

 

インスタグラムだとどうしても文章<写真なので、文章をおく場所としてより適しているブログをやっとすっとこ作りました。一年くらいかかりました。サボりサボりだったから。

 

私の好きな言葉の1つに、"the winds of fate"という詩の一節があります。

 the winds of fate

One ship drives east and another drives west
With the selfsame winds that blow.
Tis the set of the sails
And not the gales
Which tells us the way to go.
Like the winds of the seas are the ways of fate,
As we voyage along through the life:
Tis the set of a soul
That decides its goal,
And not the calm or the strife.

 

運命の風同じ風を受け、ある船は東へ、ある船は西へ向かう。それらの向かう方角を告げるのは、風ではなく船の帆を張る向きだ。人生における冒険もこれに似ている。終着点を決めるのは、静けさでも争いでもなく、心の向きだ。 

 

読むたびに背筋がすっとするような、とても綺麗な言葉です。

この言葉から少し引用して、ブログのタイトルを the sail canvas (帆布)にしました。

まだ見ぬだれかの、人生の帆の張り方の、サンプルの1つを提供できればいいな。

考え方の選択肢を少し増やすことができたらいいな。

 

もちろんどっしり考えて(今日みたいに)長い文章を載せる事もあれば、買い物して嬉しかったんだよねー、これ美味しいんだよねー、くらいのことも書きます。たぶんね。

 

 

それでは。